婚活やお見合い、初デートで「どう話したらいいんだ?」「上手く話す自信がない」「以前に失敗したから心配」「沈黙が怖くい、緊張する」・・・そんな悩みは、多くの人が持っています。
それに、婚活パーティーなどの場なら、男女ともにドキドキ感もあり、同様の不安を抱えています。
この記事は、初対面が苦手な50代でも会話がスムーズに続く会話ネタ・質問例・避けるべきNG話題をまとめました。
一読いただくと、少し安心できると思います。
1. 50代が婚活パーティーで話しにくいのは、気の持ちよう
婚活パーティは、「異性と出会う場所」としての期待があるがゆえに、不安や緊張感があります。
不安感の例と、それに対する気の持ち方を( )内に記載します。
①「何を話して良いか分からない」(☞ルールはありませんから、過度な心配は不要です。ただしNGとなる話題はあります。後述します。)
②相手にどう思われるか気になりすぎる
(☞気に入られるようと努力する必要はありません。自然な会話が成り立つ時を待ってもOK)
③過去の恋愛・結婚歴が気になり、話題選びに迷う
(☞集まっている人すべてに同様の過去がある、と思ってOK。大きな差はありません)
④久しぶりの異性との対話で緊張する
(☞すべての人が、一定緊張しています。あえて「緊張しますね。」と言ってみると気が楽になるかもしれません。)
⑤年齢的に「若い頃のような軽い会話」が難しく感じる
(☞難しく感じるようなら、笑顔で全体を見回してリラックスして。話しかけやすく感じる人がいたら、「初めてですか?」と聞いてみる。「僕も(私)も初めてです」、続きは自然に任せましょう。)
こうした悩みの多くは、経験不足と気の持ちようが原因です。
慣れることで解消されます。性格や能力による差は大きくはありません。
また、非常に「場慣れ」した印象も警戒される場合もあります。
上記のように、気持ちを切り替えることに加えて、次のセクションで、初対面でもOKな「無難な会話ネタ」を準備すれば、安心できて過度な緊張も防ぐことができます。
2.お互いが 安心できる「会話が続くネタ」「相手が困らない安心のテーマ」
中高年婚活では、話を最初から盛り上げようとする必要はありません。
落ち着いて「会話が続くネタ」「相手が困らない安心のテーマ」から会話に入ります。
また、会話においては、相手の話をよく聞き、相手の話に、軽い質問をすることで、話は自然に続いていきます。
① 仕事【詳細には踏み込まず、概要レベル】
例1:「普段はどんなお仕事をされていますか?」
相手から「コールセンターで働いています。」と回答があった場合
「いろんな人からの電話で、大変そうですね?」と返すことで、次の回答を待ちます。
また、相手からは「どんな仕事を?」と質問の返しが来るでしょうから、
その回答も準備します。簡潔に答えましょう。
例2:「最近、お仕事は忙しいですか?」
「本当に、忙しく困っています。」と回答があった場合
と回答がきたら、「今日は、よかったですね、このパーティーに参加できて(笑)」と返します。
また、「いえ、けっこう暇なんです。もうちょっと忙しくなってほしいくらい」
と回答が来たら、「いいじゃないですか、婚活に集中できて(笑)」と返しましょう。
相手の回答に対し、無難な反応を笑顔で返すイメージを持ってください。
なお、仕事の会話は、深堀すると、「自慢」「愚痴」「仕事へのこだわり(主張)」につながる可能性があります。
また、相手が仕事に対する強いストレスを持っている可能性もありますので、深堀は危険です。
② 趣味・休日の過ごし方
50代は生活リズムが安定しており、この話題は無難に楽しめる会話になる可能性があります。
例:「休日は、どんなことをして過ごされていますか?」「趣味で続けていることはありますか?」
相手の回答「料理」「ダンス」「家庭菜園」「写真」「テニス」「ガーデニング」など、いろいろな回答が想定されます。
これに対しては、その趣味に対するポジティブなイメージで、あるいは深堀する質問で返します。
・「料理」に対しては、「和食、洋食、イタリアン?なんでも、すごいですね」
・「ダンス」に対しては、「アクティブですね。どんなダンスですか?」
・「家庭菜園」☞「何つくてるんですか?健康的でイイですね」
・「写真」☞「かっこいいですね。もう長いんですか?」
・「テニス」☞「アクティブですね、テニスってスポーツの中でも特に激しい運動ですよね」
・「ガーデニング」☞「いいですね、気持ちに余裕がおありですね。」
話が広がりやすく、距離感が一気に縮まる可能性あります。相手の回答が自分も知っている分野なら、それなりの回答をして、深堀すると盛り上がる可能性あります。
③ 食・健康(大人同士の共通話題)
万人ウケするテーマです。
特に中高年は食生活・健康への関心が高く、会話が伸びやすい。
ただし、健康面は前向きな方向で話しましょう。持病の有無を探るなどはNGです。
例1「好きな料理や、よく行かれるお店はありますか?」
相手の好みを深堀したり、相手の好みに応じた自分の知っている店を話題にするなど。
また、自分の好みを質問されたら、「○○は、溺れるほど好き」「●●は大好きだけど、体に悪いらしいから、週一にしています。」など、話に若干のジョークと具体性をつけると、会話に弾みがつきます。
例2:「健康のために続けていることってあります?」
相手の取り組みを褒めるが基本です。
なお、相手の体型が太めな場合は、ダイエット系の話は回避した方が無難。
また、相手の取り組みについて、少し情報提供できると良い。
(ただし、知識自慢になるような細かい話はちょっとウザい。何事も控えめで。)
④ 出身地・育った地域の話
安心して話せる「無難で温かい話題」です。
例:「ご出身はどちらなんですか?」「地元の名物ってありますか?」
特色ある方言、出身地の有名人、名産・おいしいもの、四季の特徴・文化など深堀は可能。
ただし、如何なるテーマでも、前向き、ポジティブに。
⑤ 最近ハマっていること
例:「最近、何か新しく始めたことはありますか?」「最近観て良かった映画・ドラマはあります?」
趣味の話題に近いが、あたらしく始めたことについて、「どんな思いで始めたのか?そのキッカケ」を話題にすることで、「その思い」に共感や敬意を示すことができて、会話が続いていきます。
もっと詳しく☞初対面でも会話を楽しむための意識とテーマ
3. 話が続けるのに便利なセリフ:質問テンプレート
会話が途切れそうで困った時使える「質問テンプレート」、下記の3つだけで十分会話が繋がります。
会話の相手を心地よくする効果も期待できます。
キーワードは、「どうして」「なるほど」「どうする?」「教えてください。」
①:当方の興味を伝える質問(興味をもってもらうことは、相手にとって心地よい)
「それは、どうして始めたんですか?」
「どのあたりが好きなんですか?」
②:共感を表明する(賛同されることは心地よい)
「なるほど」
「わかります、それ私も好きです」
「へぇ〜、楽しそうですね」
③:未来につなげる質問(方向性を共有することで、会話が継続する)
「それ、今後はどうするんです?」
「もし良ければ、今度おすすめ教えてください」
会話は継続するコツは、相手の言葉を借りて、関連する質問をし、共感や感想を織り交ぜながらすすめることです。
ポイントは、「相手の言葉を借りる」ことです。相手は、「聞いてくれている」と認識されるポジティブな印象に寄与します。
無理に会話を続ける努力はしない
婚活パーティーなど、たくさんの男女が参加しているイベントでは、
特定の人と無理に会話を続ける行為は、相手に強いストレスを与える場合があります。
多くの参加者は、全体を見回したいと思っていますし、特定の人と話しながら、他の人の行動も見ています。
ですから、パーティの序盤から、ずっと1対1で話し続けた場合、相手は「ブロックされた」と感じる場合があります。
また、会話の継続に一生懸命になっている人を「ブロックしに掛かっている」と見る人もいます。
したがって、大勢のパーティでは、「全体を見回す余裕のある人」を「余裕のあある大人」と見る空気はあることは、意識しておきましょう。
4. 50代がやりがちな「避けるべきNG話題」
婚活における初回面会では、避けるべき話題があります。
相手を不快にしたり、距離感を縮めるどころか、警戒される原因となるNGテーマは把握必須です。
自分が質問されたくないことは、他人にもしないことです。
① 過去の結婚・離婚・恋愛歴を深掘り
例:「なんで離婚したんですか?」(単純に失礼です。)
「前のご主人とはどれくらい(期間)?」(何で、そこに興味があるの?)
② 収入・資産・年金・住宅事情
例:「年収はどれくらい?」「持ち家ですか?賃貸ですか?」
→ 財産狙いですか?中高年は金銭話題に敏感です。
③ 健康状態をあえて質問する行為
例:「病気はしていませんか?」
「血圧高いんですか?」
あえて、持病の有無を聞く行為は、「選考基準」のよつに受け取られ、不快感強くなります。
④ ネガティブに映る自虐発言
親密な関係にない状態での自虐発言には、返す言葉が見当たらず、相手は困ります。
例:「もう若くないので…」「モテないんですよ」「お金はないけど」
→ 謙遜のつもりでも逆効果。年齢はみな平等、自虐に幸福は来ない。自信は魅力、だれど自慢は傲慢。
⑤ 政治・宗教の話
政治や宗教は、「強いこだわり」がある人が多くいます。
若年層よりも中高年の場合は、強い信条となっている人もあります。
世間やSNSを見渡せば、政治・宗教の対立・争いに溢れています。この手の話題は、即、対立軸を生むことになります。
また、この話題を出すこと自体がマナー違反と認識される可能性も十分あります。
5. 話が苦手な50代でも会話が続く「5つのコツ」
ムリなく、会話を継続するために、知っておきたいコツ、難しくありません。
① 自分を話すより、相手に話してもらい、よく聞くこと
会話が苦手な人ほど「(自分が)話さなきゃ」と思ってあせる傾向にあります。
相手に心地よく話してもらう事が重要です。優秀な営業マンは、客に話させることと同様です。
② 適度な笑顔と「うなずき」を意識する
相手は「話が上手い人」よりも「感じの良い人」に安心感を覚えます。
笑顔と「うなずき」を目にした相手は話しやすくなります。
③ 緊張しても大丈夫。相手も緊張しています。
50代婚活では、多くの人が緊張しています。
自分だけではありません。
また、皆が同じ立場で平等です。
④ 沈黙は「悪」ではない
落ち着いて話す中高年同士の沈黙は、決してマイナスではありません。
笑顔と「うなずき」があれば、気まずい沈黙にはなりません。
⑤ 質問のノウハウの鉄板
下記をストックしておけば、それほど困ることはありません。
テーマ3つ
①趣味・休日の過ごし方 ②食や健康 ③出身地
深堀のセリフ4つ
「どうして」「なるほど」「どうする?」「教えてください。」
これだけで十分、会話は途切れません。
6. まとめ
婚活パーティーや初回面会で話せないのは、「才能」ではなく「慣れ」の問題です。
50代婚活は、若い人よりも落ち着いた会話・誠実な対応が評価されますから、「上手く話す」ことを意識する必要はありません。
むしろ「苦手意識」「気おくれ」が敵になります。
上記を意識いただいて、婚活がうまくいくことを願っています。
嫌われる中年男性がとりがちな行動ワースト10 ☞「婚活で成功する男」の心得

40代で結婚した50代夫婦(もうすぐ60)。夫婦共通の趣味は、料理と酒。筋トレも少し。2人ともに友人に独身が多く、紹介したい気持ちはあるが、具体的には実現せず。友人たちに婚活をおすすめする気持ちでブログを作成することに。このブログを読んだ方が積極的に婚活し、パートナーが見つかったらウレシイです。愛知県在住。

