中高年婚活「先人の失敗に学べ」準備マニュアル

中高年婚活準備マニュアル 婚活の準備

40歳を超えた独身男性
「そろそろ本気で結婚を考えたい」と思い立ち、婚活を始めようとしたとき、
「まずは結婚相談所に登録して、とにかく動いてみるか。」

しかし実際には、婚活を始めた人の多くが
最初の数か月でつまずき、疲れ、後悔して出直し、最悪は中止してしまう人、多いです。

その原因のほとんどは、年齢やスペックではありません。
「準備不足」のままスタートしてしまうこと にあります。

本記事では、40歳以上の初婚活の男性が、
婚活スタート直後につまずきやすいポイントと、
プロのプロフィール添削などの 事前準備がなぜ圧倒的に有効なのか を、
実例とロジックを交えて考察していきます。

「無駄につまずくことなく、遠回りせず、確実に前へ進みたい」
そう考える方は、ぜひ婚活を始める前に読んでください。

一部にプロモーションが表示されます。

1.結婚相談所ORマッチんアプリ、選び方の間違い

自然な出会いが期待できず、婚活で積極的に出会いを増やすための手段は、大きく2つあり、結婚相談所とマッチングアプリ。

両方手掛けるアクティブな方もあるようですが、中高年が2つ手掛けるのは、時間的にも体力的にも無理があるでしょう。

そもそも、結婚相談所とマッチングアプリでは、それぞれに集まる人たちの思考傾向などに違いがります。
結婚相談所とマッチングアプリどっち?集まる会員の傾向分析から婚活計画を練る

自分に適した手段に注力した方が良いでしょう。

【損をしたくない方必見】中高年の結婚相談所選びは、急がず入念に

結婚相談所の乗り換え問題

結婚相談所を選ぶ際も、自分にあった相談所を慎重に選ぶことが推奨されます。
【結婚相談所比較ネット】

なぜなら、結婚相談所利用者の6割程度が、入会後の不満から乗り換えているデータがあります。
ご参考☞ 結婚相談所の乗り換えは慎重に!後悔しない選び方を再確認。

乗り換えには、費用と時間、労力を要します。
可能な限り乗り換えることなく、順調な婚活を行いたいものです。

2.心構え・期待値のズレ

実は、これがもっとも多い失敗であり、婚活業界では「あるある」です。
婚活は、「市場化」しています。したがって、「市場コンセンサス(市場における共通認識)」があります。

一般に、市場コンセンサスに逸脱した認識・行為は、受け入れられる可能性は極めて低くなります。

具体例

・希望するお相手の条件に「完璧さ」を求めすぎる、期待が身の丈以上(一般に言う「理想が高すぎる」「自己評価が高すぎる」)
(20代、30代でモテた経験から、男性としての魅力に自信があり過ぎる人なども、これに含まれる)

・上記の逆で、自分の価値を過小評価し過ぎで、卑屈な言動となる

・異性との面談・会話で平常心が保てない・緊張する。
(これは、自己肯定感が低いことの裏返しとして、傲慢になったり、虚勢をはる、無関心を装ってしまうなども含みます。)

推奨される準備

婚活の場では、自分も「多くの男性の中の1人」であり、「特別に秀でた人」でもなければ「底辺の人」でもないと認識。
(☞過剰評価、過小評価を避け、自分自身をフラットに、客観的に評価することが重要
中高年婚活における「勘違いおじさん&おばさん」を回避する自己評価の仕方。
・必須条件(譲れない3つ)と希望条件(妥協できる5つ)を紙に書く。

・「最初は出会いの母数を増やす」フェーズと「真剣交際」フェーズを分ける。

・マインドセット練習:失敗=学びと認識。
(お見合い申し込みが却下されるなどの失敗は、普通に「あるある」です。40歳以上の婚活は「構造的に辛いもの」です。)

3.プロフィール&写真(結婚相談所・マッチぐアプリ)の失敗

婚活業界を利用する場合、プロフィール(シート)の作成は必須です。
これを軽く見てはいけません。
最初に「何気なく作成」してしまう人もいますが、それは既に失敗です。

具体例

・自己紹介が抽象的(「優しさ、誠実をモットー」などは誰でも書きそうなモノで印象に残りません)。

・写真が古い・カジュアルすぎる・顔が分かりにくい(すぐに女性からスルーされます。本気度を疑われます)

・プロフィールの情報に具体性や深さがない(アピールポイントがない、これもスルーされるだけ。)

推奨される対策

・写真:顔がはっきり、笑顔、上半身のメイン写真+全身写真。プロ撮影を検討(費用対効果高い)。
中高年婚活は写真で差がつく!プロフィール写真で「選ばれる」ための準備とは?
・プロフィールに起承転結・戦略性を持たせる(プロの添削サービスや結婚相談所のカウンセラーの意見を入れる)
(例)
冒頭:年齢・職業・居住地(簡潔)。

中盤:具体的な日常(週末の過ごし方、好きな食べ物)+価値観(家族観、結婚観)。

終わり:求める相手像(柔らかく)+行動の呼びかけ(「まずは話してみませんか?」)
第一印象を整える自己紹介のつくり方”と悪い例・良い例

4.結婚相談所やアプリ:初期のメッセージ・やり取りでの失敗

具体例

・長文すぎる、個人的すぎる、馴れ馴れしい。(まだ、興味を持たれていないので、スルーされる)

・返信が遅すぎる、または相手の反応を待たずに突っ込んだ質問を連発(KY認定される)

・定型文コピペ感が強い

一般的な対策文

初メッセージは短め・具体的に(相手のプロフィールに触れる)。

例:「はじめまして、○○(43歳・会社員)です。××さんの『週末は山登り』という一文に興味あります。行ってみたいと思ってたんです。どこの山が良かったですか?また教えてください。」

返信テンポ:24時間以内を目標に(忙しい時は簡単に「忙しいので夜に返します」と一言)。

質問は2~3つに絞る。相手に負担をかけない。

5.初対面(1〜2回目デート)での失敗

お互いが手探りの状態であり、まず優先すべきは相手に対する配慮、TPOに応じた振る舞い、年齢相応の立ち振る舞いが求められます。
自分の興味を押し出した言動は「常識がない」と判断されます。

よくある失敗具体例

・面接みたいな質問責め(年収や結婚の条件をいきなり深掘り)。

・自慢話、長い自分語り(まだ、興味を持っていない段階では、苦痛なだけ。KY認定確定)

・初回に高額や長時間のプラン(相手はプレッシャーに感じます)。

・スマホ操作や会話を遮る行為(単純に失礼)

・飲み過ぎ。(初回でアルコールは、通常はNG)

一般的な初回面談

1回目:カジュアルで1–2時間、話題は「趣味・仕事のほどほどの話、休日の過ごし方、簡単な経歴」など。食事は軽め(カフェかランチ推奨)。
結婚相談所の仮交際で“成功する”1〜3回目デートマニュアル
会話の黄金比:話す40%/聴く60%。相手が話しやすいように、答えやすい質問を意識する。
手く話したい50代へ|会話ネタ・質問例・避けるべきNG話題
NG行為リストを意識 例:元カノ・前妻の悪口、政治・宗教の激論、過去の恋愛を深掘、自慢と受け取られる話題はすべてNG

身だしなみ:清潔感最優先(ヒゲ、口臭など臭い全般は万全を尽くす)、派手すぎ・地味すぎを排除、ジャケット・上着着用、迷ったら「無難な方」を選ぶ。

6.短期間で結論を急ぎすぎる・長引かせすぎる

中高年の婚活では、お互いのペースを尊重する姿勢が大切です。「配慮ができるか?」は誰もが重要視します。
正式交際の可否をお互いが検討している時に、相手のペースを配慮することは重要です。
したがって、下記の例は、NGとなります。

・初回、2回目で、好意を表す言動を繰り返す

・「3回会ったから、結婚前提」などと勝手に急ぐ。(3回程度の習慣はありますが、ルールではありません。マニュアル人間と思われる)

・ズルズル引き伸ばして決断を避ける。(優柔不断、決断できない人と思われる。それまで好印象でも、不安が蓄積します。)

標準的な目安

相手のあることなので、マニュアル的な対策はありませんが、標準的な例をあげます。

43歳男性が真剣交際に前向きな場合の例

1〜3回目:相性の確認(週1回が理想)

4〜8回目:関係の深掘り(家族観、金銭感覚、生活リズム)
この段階で、一方的に好意を示すことは慎み、「楽しかった」「また、行きたいですね」「次回は、どんな所がいいですか?」など、
好意が自然に伝わる表現を使う。

2〜6ヶ月での交際→真剣交際判断

7.条件面(年収・家・貯蓄)での不安と伝え方の失敗

収入や家、資産など、現在の暮らし向きや、将来も含めた経済的な計画は、お互いが好印象なら、どこかで確認が必要になります。
仮交際から真剣交際までの間で、「見栄張りすぎ問題」もあります。

具体例

・初期段階でお金話を避けすぎて、現状や将来のギャップが発覚したときに関係破綻。

・上記の逆に初期で詳細すぎる提示して、相手が困る☞疎遠になり、破綻

対策

初期は「大きな方針(貯蓄感覚/家での過ごし方)」を話すに留める。

具体的な数字(貯蓄、借金)は真剣交際段階で開示。

将来のライフプラン(子どもを望むか・共働きか)を早めに擦る。

8.見た目・身だしなみ・言動

男性が軽視する傾向があるが、極めて重要です。
身だしなみは、マナーと同義であり、マナーを守れない人は、周囲への配慮ができない人と認識されます。
こうした意味で、外見は性格や価値観に直結すると考える人が多数派、と認識ましょう。

特に清潔感がないのは論外、服装が時代遅れなどもNG。
「第一印象のコントロール」は大人の守るべきマナー

姿勢や声、話し方も注目されます。
例えば、話し方では、「モゴモゴ」(活舌が悪い)などは、印象を大きくします。
また、姿勢では、椅子の座り方で「偉そうにふんすりかえって、足をひろげて座る」などは論外。
「食べ方」も、分かりやすいマナー違反は、印象下がります。「クチャクチャ食べる」などは論外。

推奨される対策:チェックリスト

①ヘアカット&ヒゲ、爪、口臭対策。

②「清潔でシンプルな服」+用途に応じたジャケットや靴、適切なサイズ感
(時計は必ず目に留まります。あまりに粗末なモノは悪い印象)

③写真はプロに撮ってもらうのが効く(第一印象は写真で決まる)。

④話し方・姿勢:鏡と録音で自己チェック。話すテンポはゆっくりめが好印象。

9.コミュニケーション力不足

会話は、相手とのキャッチボール。
一方的なしゃべりは、「コミュ力なし認定」されます。
意外と重要なことは、共感や感情の表現が適切か?です。

共感の表現が乏しい例としては、「あ、そう」「そうなんだ」だけで終わるなど、
親しい間柄では問題になりませんが、初対面では、興味のない反応ととられます。

対策

・共感の言葉を具体的に用意しておく

「いーですね!」「それは大変だったね」「おもしろい(笑)」「嬉しかったんだね」「分かります。私も似た経験がある」
「あるある、ですね、」「ひどい!ですね。」「サイテーですね。」などなど。

・相手の話を繰り返す(パラフレーズ)→「つまり○○ということ?」で理解確認。

・感情を表す言葉を自分でも増やす訓練も(紙に列記してみる)。

10.健康・ライフスタイル面

付き合いの初期段階では問題になりにくいため、後回しになりがちです。
健康問題を隠す、言わないなどは、伝える機会を逸したなども含めて、比較的よくあること。
だだ、これが致命傷になることも時にはあります。
また、喫煙習慣を隠すのも、かなりあり、相手にはそれなりの悪いインパクトがあります。
健康状態の程度や、改善の余地の有無に応じて、早い段階で伝えた方が、傷は浅いでしょう。

11.家族・親の介入を軽視

基本的に家族の問題は、交際の入り口・初期段階では問題にする必要ないとの考え方もあるだけに、真剣交際から結婚検討に入るときに、重い問題になる可能性があります。
特異な家族の問題、家庭の課題、親との同居がマスト、あるいは介護問題などは、真剣交際に入る直前までには話すべきとされます。
親の干渉や期待を無視して相手と揉める。

12.自身のメンタル管理に失敗

婚活には、辛い経験が沢山あります。それは、スペックの良し悪し関係なく、プライドを棄損するような事さえあります。
マッチングできない、お見合い申し込みが却下される、仮交際中のLINEが無視される・・・・などは誰にでも起きます。
さらに中高年の場合、こうした事象に対する耐性が弱くなっており、ストレスの蓄積は、婚活前に想像するレベルをはるかに超えます。
メンタル管理方法を事前にに講じておくを強くお勧めします。
下記の2つの記事を参考にしてください。
アラフォー以降の婚活は辛い!それを知ることが成婚への第一歩。
婚活の辛さを凌ぎ、モチベーションを維持するための11のメンタルケア術

まとめ:チェックリスト

自己紹介(紙)を作成:必須条件3つ/希望条件5つ。

プロプロフィールを作る:写真(プロ)+350〜600文字の構成。

月の目標:新規アプローチ数、会う人数、費用予算。

初回デートプラン(60–90分・カフェorランチ)を3パターン用意。

週1回の振り返り(何が良かったか、次回改善点)を実行。

健康維持とメンタルケア:趣味・運動を週2回以上。

●1〜3回目のデートで使える会話テンプレ(短い)

オープナー:「最近の週末はどんな感じですか?」

趣味掘り:「その趣味を始めたきっかけは?」

価値観確認:「結婚したら休日はどう過ごしたいですか?」

ソフトな将来確認(2回目以降):「将来の生活で大事にしたいことは何ですか?」

最後に:成功率を上げるための最優先事項

・写真とプロフィールに投資する(最初のゲートを通る確率が上がる)。

・身だしなみと健康を整える(見た目と体力は直接効く)。

・常にコミュニケーション力と相手への配慮を意識。

タイトルとURLをコピーしました