お見合い多すぎ問題:45歳を過ぎた婚活が長引く理由と対策|恋愛を手放すと結婚が近づく?

お見合い何回目までOKですか? 婚活の準備

婚活には、「何回お見合いしたら結婚できるかなぁ?」多くの人が一度はこんな不安を抱きます。
この不安は、「何回もしたくない」「結婚できない」の気持ち潜んでいると考えられます。
45歳以上になると、不安も大きいでしょう。
しかし実は、結婚相談所では、成婚している人ほどお見合い回数は多くこなしています。
さらに、自然出会いによる結婚よりも、短期間の交際でゴールインしています。
それは“恋愛”ではなく“生活を共にできるパートナー”という視点で相手を選んでいます。

本記事では、
結婚相談所で成婚した人たちの平均的なお見合い回数をもとに、
45歳以上の婚活者が前向きに活動を続けるための考え方と、
「恋愛」にと「生活を共にできるパートナー」の決定的な違いを解説します。

年齢を理由に諦める前に、
知っておくべき現実と、続ける価値のある婚活の進め方を整理してみましょう。

45歳以上の婚活は「数」と「視点」で変わる

― お見合い回数データが教えてくれる、本当に大切な考え方 ―

「もうこの年齢では無理かもしれない」
「何度お見合いしても決まらない」

45歳を超えて婚活を始めると、
多くの人がこうした不安に直面します。

しかし、成婚者の実態データと結婚の本質を冷静に見ていくと、
年齢を理由に諦めるのは、実はとても“もったいない”選択だと分かります。

成婚者の多くは「お見合いを重ねて」結婚している

項目 成婚者男性 退会者男性 比較 成婚者女性 退会者女性 比較
申込数 51 30 +21 24 10 +14
申受数 36 8 +28 101 60 +41
お見合い数 12 3 +9 10 4 +6
交際人数 5 1 +4 4 1 +3

2024成婚白書(IBJまとめ)より

知っておきたい事実があります。

上表で、お見合いの数をみると、成婚者は退会者と比較すると、男性で4倍、女性で2.5倍をこなしています。

さらに、お見合いを申し込む数(申込数)においては、成婚者は退会者対比で、男性で+21件、
女性で+14件です。

成婚に至る人は、あきらめた人(退会者)より、はるかに積極的に活動していることが明白です。

結婚相談所で成婚するには、お見合い回数は10〜20回程度を目指すことが必要です。

次は、年代別データで考察しましょう。

年齢と共に「必要なお見合い数」は増加する

下表は、結婚相談所における「お相手探し(検索)」→「お見合い申し込み」→「仮交際」→「(真剣)交際」」→「成婚(婚約)」→「成婚退会」の流れのうち、「お見合い」と「(真剣)交際」の数をまとめ、「お見合い」→「交際」への交際移行率を、成婚者と退会者に分けて示しています。

成婚者 退会者
性別 年代 お見合い数 交際数 交際移行率 性別 年代 お見合い数 交際数 交際移行率
男性 20代 10 4 40.0% 男性 20代 3 1 33.3%
30代 12 5 41.7% 30代 5 1 20.0%
40代以上 14 6 42.9% 40代以上 2 0 0.0%
女性 20代 10 4 40.0% 女性 20代 4 1 25.0%
30代 11 4 36.4% 30代 5 2 40.0%
40代以上 11 4 36.4% 40代以上 3 1 33.3%

年齢に応じて、成婚者の場合、お見合いの数は増え、40代以上になるお見合い回数は増えていします。
☞中高年になると結婚に至るまでに必要なお見合い回数は増える

一方で退会者の場合は、年代が上がるにつれて、お見合いの数が減少しています。
40代以上の退会者は、2~3回で、婚活を諦めていることが見えてきます。
数回のお見合いで、結婚相談所を退会、結婚を諦めるのはもったいない。

男性の場合、40歳以上の成婚者は、20代よりも1.5倍程度のお見合いを行って、
成婚に至っています。
☞男性は女性よりもお見合い回数をこなす必要あり

なぜ年齢が上がるほど回数が増えるのか

人生経験が増え、判断が慎重になる

条件だけでなく「価値観」「生活感」を確認するため

妥協ではなく、納得できる相手を探しているから

つまり
👉 お見合い回数が多い≒真剣に結婚を考えている証拠
と言えるでしょう。

「何回もお見合いしている=婚活が上手くいかない」は誤解

婚活が長引くと、自分は結婚に向いていないのでは

年齢が高いから選ばれないのでは? と考えがちです。

しかし実際には、
多くの成婚者も、同じ道を通っています。
何回も失敗したではなく、納得できる相手に出会うために、それだけの回数をこなした、のです。

✔ 数回で決まる人は少数派
✔ 多くの人は「比較・経験・修正」を経て成婚

もし、既に数回を重ねているなら、その時点で、
「結婚に近づく軌道」にのりはじめています。

中高年婚活で重要なのは「恋愛関係」から「共に生きるパートナーシップ」へ視点転換

ここで、45歳以上の婚活を左右する
最も大きなポイントがあります。

それは、

「恋愛相手」を探しているのか
「共に生きるパートナー」を探しているのか

という視点の違いです。

「恋愛」と「生活を共にできるパートナー」の違い

単なる言葉、表現の違いではありません。

恋愛の判断基準

ドキドキするか

気持ちが盛り上がるか

会いたくて仕方ない・・・など

感情が中心で、「非日常」の楽しさ、気持ちの高ぶりが重視されます。

共に生きるパートナーの判断基準

無理せず一緒にいられるか

疲れている日でも会話できるか

問題が起きたとき話し合えるか

こちらは
日常の安定性・現実対応力が中心です。
ポイントは、
✓結婚生活の大半は「普通の日」
✓何も起きない時間(≒平穏な日々)を共有できるかが鍵

簡単に言い換えると「家族になる」と言えそうですが、
他人同士が家族になることは、当然に簡単ではありません。
でも、

中高年まで独身で来た方の多くは、文字通り “孤軍奮闘” で戦い続けてきた人生。
ですが、婚活を通じて出会いを得れば、これが一気に変わります。

お互いの足りない部分を補い合う
“比翼連理・異体同心・運命共同体” の関係に、
そして二人で 一致団結 して人生の後半戦を歩むチームへと変わるのです。
それが、「共に生きるパートナー」との関係です。

年齢を重ねるほど「生活視点」が重要になる理由

45歳以上になると、人生には現実的なテーマが増えます。

健康・体調の変化

仕事・収入の安定

親の介護や老後

将来の住まい・お金

これらは
恋愛感情だけでは乗り切れません。

だからこそ、

✔ 感情に振り回されない
✔ 問題を一緒に解決できる
✔ 現実を共有できる

こうした資質を持つ相手こそ、
「結婚相手」としての価値が高いのです。

「ドキドキしない=合わない」は間違い

中高年婚活でよくある誤解が、

「好きになれない気がする」
「盛り上がらない」

という理由での早期判断です。

しかし多くの成婚者は、こう語ります。

「最初は普通だった」
「でも、一緒にいると楽だった」

恋愛は 好き → 関係が続く

共に生きるパートナーは 一緒にいられる → 好きが育つ

順序が逆なのです。

お見合い回数が多い人ほど、実は成婚に近い

お見合いを重ねる中で、

自分に合わないタイプ

譲れない価値観

無理をしてしまう関係

これらが、少しずつ見えてきます。

つまり、
👉 回数=失敗ではなく、選別と学習

最終的に出会う相手とは、

不思議と自然

無理がない

話し合いができる

そんな感覚になることがほとんどです。

年齢を理由に諦めるのは、一番もったいない選択

年齢を理由に結婚を諦める人は、

本来可能だった未来

分かち合える安心

人生後半の選択肢

を、自分から手放しています。

結婚は年齢で決まるものではなく、視点と行動で決まるものです。

結婚相談所の婚活なら、交際期間は短く決断が早い

成婚者のうち、初婚者では、結婚相談所在籍日数の中央値は、約9か月、
交際から結婚までの「交際期間」は約4か月です。
これは、一般的な平均交際期間の4.3年(第16回出生動向基本調査独身者ならびに夫婦調査)の1/12程度の長さであり、非常に短いと言えます。

結婚相談所では、カウンセラーが介入することで、両性の意思決定が早くなり、その結果、交際期間が短縮できていると言えます。

また、再婚以上の場合は、初婚者よりも在籍日数、交際期間共にさらに短縮されています。
再婚の場合は、相手を選ぶ基準が明確になっている傾向があり、結果として初婚者よりも短い期間で成婚に至っていると考えられます。

この事実から、先に見た「10数回以上のお見合い」を経て交際に至った場合は、一般的に結婚に至った交際より短い。
それは、お互いが多くのお見合いを経験して認めた「価値観の会う相手」であるからこそ、と言えるかもしれません。

まとめ|45歳以上の婚活は「数」と「現実視点」で進める

お見合い回数が多いのは普通

年齢が上がるほど慎重になるのは自然

恋愛基準だけでは結婚は決まらない

生活を共にできる相手を見極めることが重要

そして何より、

「行動している人」だけが、
結婚できる可能性を持ち続けます。

焦らず、腐らず、
お見合い一つひとつを“前進”として積み重ねてください。

その先に、
あなたにとって現実的で、安心できるご縁は必ずあります。

中高年婚活「先人の失敗に学べ」準備マニュアル

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