中高年の結婚相談所の乗り換えは慎重に!後悔しない選び方を再確認。「ジプシーになるな!」

結婚相談所乗り換え問題 結婚相談所

「結婚相談所に入会したけれど、思ったように進まない」「このまま続けて意味があるのだろうか」
そんな違和感を抱えながら活動している人は、多く、婚活業界では、乗り換えは珍しいことではありません。
特に40代・50代以上の中高年婚活では、「相談所選びのミスマッチ」が活動停滞の大きな原因になりがちで、
放置することは大切な時間の浪費につながりかねません。
この記事では、結婚相談所を切り替える人の具体的な状況を整理したうえで、乗り換え時に失敗しないための選び方のポイントを考察します。

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1.結婚相談所を乗り換える理由、その背景

結婚相談所の利用者171名に対するアンケート調査で、相談所の乗り換え経験のある人は、61%でした。(Collect.(コレクト)」では、結婚相談所利用経験者171名にアンケート

半数以上の人が乗り換える状況には、入会時の期待と現実のギャップが大きく、不満に思う人が多い、と推察されます。

どんな不満があるのか、個別に見ていきましょう。

結婚相談所乗り換えに至る不満・理由

①カウンセラー(仲人)との相性不良

会員が婚活を進めるうえで、担当カウンセラーとの相性は極めて重要です。
しかしながら、担当カウンセラーとの意思疎通がうまくいかない状況に苦慮し、婚活自体が停滞してしまう状況はあり、その結婚相談所に対する大きな不満となっています。

不満の具体例

・連絡が遅い、問い合わせのレスポンスが悪い、相談しても一般論ばかり、当方の意思を尊重してくれない、価値観が合わない、押し付けがましい、アドバイスが具体性を欠く、相談すると機嫌がわるい、言い方が失礼・・・・など、さまざま。

カウンセラーの対応の良し悪しを見極める方法

「相性が悪い」という現象は抽象的で、会員とカウンセラーのどちらに落ち度があるか、判然としません。
カウンセラーの対応を、できるだけ客観的に評価してみましょう。

①LINEやメールの問い合わせに対する返信スピード
(☞放置されていないか?常に遅い傾向があるか?)

②相談に対するアドバイスが具体的でポジティブか?
(☞抽象的な激励に終始していないか?)

③定期面談や各種の進捗確認を積極的に行っているか?
(☞会員まかせになっていないか?)

総じて、「単なるメッセンジャーではなく、カウンセラーとしての能力を発揮しているか?」を確認します。
不十分であれば、会員の不満は当然であり、カウンセラー変更を申し出てしかるべき、です。

なお、今後乗り換えを検討する場合は、カウンセラーのサポートに何を期待するか?
そもそも「手厚く細やかなサポート」が欲しいのか?適度なサポートで自立して活動したいか?をよく検討する必要があります。
(再度、仲人型か、ハイブリッド型かを検討する)

2.紹介人数が少ない、出会いの質・量の不足・ミスマッチ

お見合いが組めない、希望の相手(年齢、地域、条件)とマッチしない、
または会員の質(年齢層、職業など)が合わない。紹介を受けたのは、入会直後だけ。

システムの使い勝手の悪さでマッチングできない(出会い増やす手段に疑問を感じる)
希望条件から外れた相手を強引に勧められる、などミスマッチな紹介も不満・ストレスに。

ここでそのまま頑張ることに疑問を感じ、別の相談所でチャンスを増やしたいという気持ちが募って、他の相談所で出会いの量を増やせるか?検討するようになる。

3.料金とサポートのミスマッチ

月会費が高くサポートが薄い、オプション費用が不明瞭、費用対効果が悪いと感じる。

アドバイスが精神論中心で実践的でない場合、会員は改善すべき行動が具体的にイメージできず、不満だけが溜まる。

このまま、会費を払い続けることへの不満、納得感の無さを打開したい気持ちから、乗り換えを検討する。

4.婚活方針の変化

入会当初の結婚観が変わることも原因になっています。
例えば、「恋愛重視」から「生活重視」へ、など
相談所のスタイルが合わなくなるケースもあり、大手相談所から地元地域密着型への移行するケースも、また、その逆もあります。

5.成婚率や全体的な成果の低さ

活動しても成婚に至らず、相談所の成婚率に疑問を抱く。
同じ連盟内でも相談所によってサポートの差が出るため、不満が蓄積します。

これらの不満は、活動期間が数ヶ月〜1年程度で表面化しやすく、実際に乗り換えにより、お見合い成立率が大幅に向上した例(例: 0件/月 → 6件/月)もあります。

ただし、切り替えを繰り返すだけでは根本解決にならない場合があるので、自己分析が重要です。

総じて
いったん加入した相談所に対する不満は「本気で結婚を目指しているから」かつ「前向きに婚活を継続したい」からこそ、の悩みでもあります。
だから、婚活業界全体では「稀な現象」ではなく、婚活者も「悩むよりも、乗り換えて頑張る」思考の人が多いことも事実です。

2. 不満が表面化するまでの典型的な期間不満が表面化する期間

個人差がありますが、一般的には入会後3〜6ヶ月で初期の違和感が蓄積し、6〜12ヶ月で本格的に乗り換えを検討するパターンが典型とされます。
これは、結婚相談所の平均活動期間(成婚まで約1年弱)と連動していると考えられます・

3〜6ヶ月

入会直後の「お試し期間」に相当し、お見合いや交際がスムーズに進まない場合に不満が顕在化。
多くの相談所で交際期間を3ヶ月以内に設定する習慣があり、この頃に相手とのミスマッチやサポートの薄さが露呈しやすくなっています。
例えば、数ヶ月間、具体的にお見合いや紹介受の動きがないと「本当にこのままででいいのか?」という不安が募ってきます。

6〜12ヶ月

活動が長期化している感があり、お見合いやデートの回数が少なく、費用負担だけが嵩むと疑問が不安が増大する時期。
また、多くの会員が、入会したばかり(新規会員)の時より、お見合い・面会の打診は減少する傾向もあり、不安になりやすい。
仮交際から真剣交際に進まないケースなど、婚活の進捗にも不安感が台頭し、納得感が薄れる傾向があります。

このタイミングで乗り換えを決断する人が多く、空白期間を最小限に抑えるために早めの乗り換えに動く人が多い。

全体として、3ヶ月以内にサービスを体験し、不満を感じたら早期に相談・修正を試みるのが理想ですが、放置すると不満が慢性化します。

3. 「我慢して継続か、切り替えるべきか」で迷う心理と打開策

婚活の「活動成果の有無」を入会金や月会費の「投資効果」を評価した場合、「費用対効果(コスパ)」がどうか?の観点で悩む方が多い・
多くの人が「我慢して頑張ってみるか?(継続する)、切り替えるか」で悩みますが、
コストは継続してかかることが辛く、大きなストレスとなっています。
迷う心理と打開策を考察します。

我慢派の心理

入会金や時間などの「沈没コスト」を惜しみ、「もう少し頑張れば成果が出るかも」と考える。
カウンセラーとの相性不良や出会いの少なさを「自分の努力不足」と自己責任化しながらも、
失敗を認めたくない感情が働く。だから、「もう少し、我慢してみよう」と思う。
カウンセラーとの相性やお見合い相手への不満は「不満ばかり言ってはならない」との自責から耐える姿勢も見られる。

相談所やカウンセラーに対する不満を表明すると、「トラブル」と認識される可能性を恐れ、
言い出しにくい状態。

乗り換え積極派の心理

「環境を変えれば婚活が変わる」と信じ、軌道修正として前向きに捉える。
自身の婚活環境を劇的に変えるために入会したにもかかわらず、入会後の婚活環境に不満があることは論外と認識する。
価値観の変化(例: 恋愛脳から結婚脳へ)や、失敗を引きずらないマインドセットが後押しする。
あれこれ悩むより、乗り換えによって問題を打開したい気持ち。

打開策

上記の「我慢派」「乗り換え積極派」ともに、打開策として検討すべきは、「いかに出会いを増やすか?」
結婚相談所に入会したのは、日常で「出会い」が少ないから、それを増やすため。
したがって、現在の状況で(乗り換えをしないままで)、出会いを増やすためにできることを担当カウンセラーと共に検討すべきです。
万が一、担当カウンセラーが、それに応じない場合は、カウンセラーの変更を申し出も検討しましょう。
また、乗り換えを実行する予定の場合でも、退会するまで、そこで、でできる限りの対策を講じましょう。
再度、その相談所に戻ることはないでしょうから。

一般的な打開策

・プロフィールおよびプロフィール写真の再作成
・お相手への希望条件の変更(緩和)
・自分からのお見合い申込・交際申請の件数を増やす
・打開案の提案を担当カウンセラーに求める
・カウンセラーが応じない場合は、カウンセラーの変更を申し入れる

相談所やカウンセラーの対応、紹介件数の少なさなどの不満があっても、自身の行動を変えなければ、今後も婚活が好転することは期待薄です。
ただ「状況の好転」を待っているだけでは、時間とコストが嵩み続けるリスクが増大するだけです。
これらの対策を講じても状況が変わらない、または、相談所の事情で、これらの対策が打てない場合は、積極的に乗り換えを検討すべきでしょう。

4.結婚相談所の乗り換える人は多い。どう乗り換える?

最初にご紹介したアンケート結果の通り、乗り換える会員は、沢山みられます。
婚活市場・婚活業界では、よくある現象と認識されています。

また、婚活者本人も、「乗り換え」を「失敗」ではなく、取組をより活発に継続するための「軌道修正」として、ポジティブに捉える傾向さえあります。

そうした環境ですから、結婚相談所の中には、料金体系に「乗り換え割引」の仕組があったり、「乗り換え割引キャンペーン」が実施されたりするのも、ニーズが、しっかり有るからです。

ある相談所では会員の3割程度が他社からの乗り換え組であると言われます。

迷ったら「何が合わなかったか」を整理し、具体的に乗り換える次の相談所を検討しましょう。
相談所を乗り換えた結果、婚活が好転、成婚に至るケースは、乗り換えを実行した人の6割にのぼるというデータもあります。結婚相談所乗り換えに関するアンケート調査

結婚相談所を乗り換える際のポイント

切り替える際の選ぶポイント切り替え先を選ぶ際は、
現在の不満を解消できるか?今後の婚活をどのように進めたいか?を再確認したうえで、
複数の相談所を無料カウンセリングで試すのがおすすめです。
選定の前段階で、改めて、なるべく多くの結婚相談所を検討し、候補を複数選定します。
選定にあたっては、資料一括請求無料サービスも活用しましょう。☞【結婚相談所比較ネット】

複数候補選定のポイントをまとめます。

相談所の得意分野を確認する

相談所ごとにターゲット層・得意ジャンルがあります。
中高年の婚活は、特有の「難しさ」がありますから、当然にサポートにも特化したサポートが求められます。
中高年のサポートに注力しているか?実績があるか?再婚に強いか?などの確認は必須です。

また、サポートの仕方(程度)も自分にマッチするか?
仲人型か?ハイブリッド型か?を事前に決めることは重要です。
ただ、この点は、今後の婚活に与える影響が大きいので、慎重に検討すべきです。
中高年には、ハイブリッド型がマッチするという仮説

サポート体制とカウンセラーの質

担当カウンセラーの変更が可能か、カウンセラーは何名の会員を担当するか?
(大勢を抱えていないか)
連絡のレスポンスが早いか、戦略的なアドバイス(PDCAサイクルに基づく改善提案)をしてくれるかを確認。
マンツーマンサポートか、アプリ併用型か、これらが自分のスタイルに合うか、を確認します。

特に、自分の活動スタイル(「基本的には自分で動きたい」OR 「手厚いサポート・伴走が欲しい」)に合致するか?は重要なポイント。

*短期間で成婚を目指すなら、「本人のプロフィール分析」+「会員データの事前分析による好相性のお相手候補」をマッチングする戦略的なサポートがある方が良いでしょう。

そのほか、サポート体制の確認項目としては、定期カウンセリングの頻度や、お見合い後のフィードバック共有の有無など。

カウンセラーのサポートの度合いによる結婚相談所の類別

タイプ 特徴
仲人型 専任カウンセラーが手厚いサポートでお相手候補を紹介・交際を主導
データマッチング型 条件検索・自己判断が中心
ハイブリッド型 活動は自分主体+必要な時だけカウンセラーがアドバイスなど対応

中高年の婚活が活発になった昨今は、カウンセラーのサポートは欲しいものの、自立して活動したい中高年が増えたことで、ハイブリッド型のニーズが増加しています。ただ、いずれがマッチするかは、人それぞれです。
ハイブリッド型結婚相談所に乗り換えたい方へ

このほか、健康相談所選びでは、大手か?地元かの視点もあります。

会員層とマッチングの機会

会員数、年齢・職業分布、所属連盟をチェック。
所属連盟は、「IBJ」または「TMS(全国結婚相談事業者連盟)」が会員数が多く、安心できる。
逆に、IBJ、TMS以外を選ぶ場合は、会員数が少なくても、その連盟、その相談所を選ぶ強い理由が必要

なお、連盟が同じなら、会員データベースは同じです。
ただし、相談所よって、サポートの仕方、成婚までの戦略、カウンセラーのノウハウは、加盟店ごとにまったく異なります。
その違いを見抜く観点で、チェックしていく必要があり、マッチングの増加が見込めるか?を確認しましょう。

成婚率と実績

公開されている成婚率や過去の成功事例を調べる。
数字だけでなく、口コミや体験談を参考に現実的な成果を評価。

料金体系

初期費用、月会費、成婚料の透明性を確認。
乗り換え割引(入会金減額など)がある相談所が多いので確認を。
(乗り換え割引がない相談所は、元から入会金が比較的安い場合もある。その場合は、総額で判断)
入会時の安さだけでなく、入会後の追加料金の有無もチェックしましょう。

無料カウンセリングを活用

かならず、無料カウンセリングで相性を確かめましょう。
実際に、会って話してみることでわかることもあるでしょう。
自社のPRばかりする相談所よりも、「いかに会員を成婚に導いているか?」を具体的に説明してくれる相談所が良いと思います。
(筆者の私見ですが)美辞麗句を並べず、会員が成婚するためには、やや辛口な指導をあえて行うぐらいのプロ意識が感じられる方がいいと思います。
無料カウンセリングでで複数比較し、これまでの不満(出会い少なさ or サポート薄さ)が解消されるかを冷静に確認することが重要です。

5.乗り換えを実行する前に、必ずチェックすべきこと

乗り換え先(新しく加入する結婚相談所)を検討しながら、退会する相談所に在籍している間に必ずチェックすべきポイントを押さえましょう。
重複入会にならないように、スケジュール管理しましょう。

契約内容を再確認し、特に退会条件をチェックする

①退会の申し出期日
退会(契約の解約)の申し出のタイミングで、定期費用(月会費)がいつまで発生するか?が決まります。
また、退会(解約)の意思表示は、書面手続きによって有効となることが多いでの、手続き方法も確認すること。
契約認可るすることはすべて、書面に残し、後日確認できるようにしておく。また相談所に提出した書類やメールも記録(写し)を残しておく
②返金の有無
入会金、登録費用などは返金されるケースは稀ですが、確認する。

紹介中や仮交際中がある場合

トラブルになたないように、報告・相談を徹底し、放置せず、必ず終了確認する。

その他注意すべき点

①入会時の必要書類(学歴証明書や年収証明書など):返却があるか確認(通常は返却されない:再作成要)
②プロフィール写真・自己紹介文:返却があるか確認(通常は返却されない:再作成要)
③お見合い履歴や交際履歴:乗り換え先(新しく加入する相談所)では閲覧できないため、今までの活動傾向を自分でメモしておき、次の相談所で共有するとベター)
④交際中の相手が同じ連盟内にいる場合:退会と同時に交際終了となる:念のために確認して、中途半端にしないこと

ポイント:乗り換えの前後の退会手続き~新規加入手続きは、計画的に、丁寧に行いましょう。片手間で場当たり的に対応すると、余計にストレスになり、メンタル面の負荷も大きくなります。計画的に進めることで、トラブルを防止して、モチベーションを維持することが大切です。

6.乗り換え後に意識すべき行動のポイント

乗り換え経験者のうち、乗り換えて「良かった」と答えた人は約6割というアンケート結果があります。
結婚相談所乗り換えに関するアンケート調査
上記のアンケートで「乗り換えて良かった」と回答した人たちは、乗り換えを機に、自身の行動面も改善に取り組み、成果を得たと想像されます。
一方で、4割の人は、「乗り換えても成果がなかった」わけです。
婚活の本質は、「自身の未来のため取組」であり、誰かに決められるものではない、です。
下記の表は、乗り換え前後で、意識や行動を変えるために、「成功した人」「失敗しがちな人」の典型的な行動パターン、思考パターンを表にしました。

改善すべきポイント 成果が上がる人 失敗しがちな人
婚活の日常 いかに出会いを増やすか?を課題に、常に行動企画 出会いが増えない事を、日々悩んでいる
マインド パートナーを探す、パートナーになることを意識し、自己研鑽する パートナーに選ばれることを待っている
乗り換えに臨む意識 過去の活動の反省点を改善し、実行する 新しい相談所での展開を期待している
カウンセラー対応 意思疎通に努め、カウンセラーの意向も試すながら、PDCAを共有する 自分の意向にカウンセラーが対応してくれることを期待している
具体的な行動 出会いを増やすために申込や交際申請など種まきを、どんどん実行 新たな種まきをせず、環境の好転を待つ

 

まとめ

乗り換えを実行するなら、いったん立ち止まって、自身にぴったりの結婚相談所を探しましょう。
そのためには、資料請求と無料相談を繰り返し、慎重に検討し、再度乗り換えを行うことのないようにしましょう。
相談所ジプシーになってはいけません。

最終的に、乗り換えの成否は「自分の婚活スタイルに合うか」(自分で積極的に動きたいならハイブリッド系、手厚い伴走が欲しいなら仲人型)が鍵です。
どちらも一長一短なので、個別に事前カウンセリングで相性を確かめましょう。頑張ってください。

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