パートナー探しに定年はない:中高年の婚活は、年齢を理由にしないことからスタートです。

婚活にも定年? マインドセット

中高年になって婚活を検討する際に、「この歳だからムリ」と二の足を踏むを踏む方多いかもしれません。この記事は、中高年(40代〜60代)で婚活をためらっている方々に向けて、「だからこそ、今、知っておきたいデータ」と「婚活を始めたくなるポジティブなデータ」を整理しました。

知っておきたい“年齢・婚活・結婚”の現実データ

① 年齢別の未婚・既婚状況

年齢 35〜39歳の未婚率:男性 38.5%、女性 26.2%。

年齢 40〜44歳の未婚率:男性 32.2%、女性 21.3%。

年齢 45〜55歳の未婚率 男性 28.25%、女性が 17.81%

年齢 60〜64歳の未婚率(今まで一度も結婚したことがない人):男性 17.3%、女性 8.5%。

→ つまり、「年齢を重ねても“結婚していない人”が一定数いる」状態です。
中高年でも“まだ婚活の余地”があります。

② 中高年・シニア層の婚活の現実

50代・60代以上の婚活入会者数の増加
例えば、2019年と比べて2024年は「50代以上の入会者が男性は200.7%、女性は187.9%」と約2倍になっています。
中高年で婚活を始める人・活動している人はしっかり存在しています。しかも増えています。
「自分だけが遅れている」という感覚は捨てて、「いろんな人がいる」、さらに「今後、いろんな人に会える可能性はある」と考えましょう。

③ 年齢以外の要因:年収・活動量・出会い数など

男性の年収が高くなるほど、お相手との年齢差が大きくなる傾向あり。年収2000万円超だと8歳差程。

年齢が上がると「出会いの母数」「活動期間」「お見合い数/デート数」が増える傾向あり。
例えば40代では20代より“活動期間+1年以上”“お見合い数+10件以上”というデータあり。
・・・・中高年の婚活では、20代よりも長めの婚活期間で、多数のお相手を検討している傾向があります。

→ 年齢を重ねてからの婚活では「量」を増やす・「効率を上げる」などで、頑張った結果、成果につながっていることが伺えます。

2024年の厚生労働省・婚姻数(成婚数)の年齢層別データ

厚生労働省・婚姻数データ

年齢階層(新郎/新婦) 婚姻概数 占有割合 動向・傾向
20-24歳 / 20-24歳   約12,000   2.5%  若年層の減少傾向継続 
 25-29歳 / 25-29歳   約85,000   18% 最多層、女性の初婚ピーク 
30-34歳 / 30-34歳  約130,000 27.5%        全体の約1/4を占めるメイン層
35-39歳 / 35-39歳  約95,000  20.0%    晩婚化の影響で増加
40-44歳 / 40-44歳   約60,000 12.5%      中高年層の安定 
45歳以上 / 45歳以上 約65,000 13.5%         再婚含む高齢層増加
合計 約475,000 100%

アラフィフの婚姻数の内訳(上記の65,000の内訳)

アラフィフの結婚は、数万人規模です。

年齢階層(新郎/新婦) 婚姻概数 占有割合 動向・傾向
50-54歳 / 45-54歳 約30,000  6.3% 再婚中心、女性は5-10歳下が多い
55-59歳 / 50-59歳   約20,000  4.2%   再婚率約60% 
60-64歳 / 55-64歳 約10,000   2.1% 高齢層の増加傾向
65歳以上 / 60歳以上  約5,000   1% 70歳以上も含む、終活婚の影響 
合計 約65,000 13.5% 緩やかな増加傾向

婚活に年齢は関係ないことを示すデータ

①「年齢がネック」ではない、婚活しないこと自体がネック
成婚率が下がるのは確かですが、結婚相談所のデータにおいては40代以降でも20%前後の成婚率を維持しています。
50代・60代で婚活を始める人は増えており、上記の厚生労働省の成婚データでも増加傾向を示しています。
⇒「〇〇歳だからもう手遅れ」ではなく、“戦略を変える/量を確保する”ことで可能性は十分にあります。

② 市場が拡がっている
50代以上の入会者数がここ5年で約2倍になっているという結婚相談所もあります。
2024年度版 成婚白書
60代以上の活動者も千人単位で存在している事実があります。

→ 年齢を重ねても“婚活をする仲間・同年代の活動者”が増えており、孤立感・マイノリティ感を感じる必要はないのです。

③ “やり方次第”で変わる
年齢が上がると“活動の量・質”が結果に直結するというデータあり(お見合い数・交際数など)。
やらないと変わりません。やれば変わる可能性があるのです。

→ 売り手市場/受け手市場というよりも、「自分がどれだけ出会いをつくるか」「自分の条件を明確化できているか」「戦略を持って動けるか」が鍵。
中高年ならではの強み(人生経験、収入・安定性、価値観の明確さなど)を活かせば有利です。

④ 経済的・心理的メリットも大きい

結婚・パートナーがいることで“将来の暮らし・安心”にプラスの影響があるという意識調査結果あり
(中高年男性では「経済的な理由で未婚」にあげる人が41.4%)。

→ 「人生後半をどう暮らすか」という視点でも、婚活・パートナー探しは価値があります。

「今すぐ婚活してみよう」が吉

・過去は変えられない。未来を見れば、“今”が一番若い
年齢が上がるほどデータ上は成婚率が下がる傾向があることは事実です。
諦める必要はない、でも、動き出すなら早いほうが良い。

・戦略を“量+質”で設計する
「出会いを増やす」「数をこなす」「価値観を明確にする」など活動量と活動内容の両方が大切。
結婚にこだわらず、今後の「よきパートナー」に会うことが重要です。

・同年代でも活動者が実在=安心材料。孤独な戦いではありません。
☞孤独を払拭する活動でもあるのです。

・条件を見直す柔軟性を持つ
年齢が上がると希望条件だけでは出会いに至りにくいというデータもあります。
相手探しの軸を整理し、条件範囲をやや広めにすることで出会いを増やしましょう。

・長期視点を持つ
結婚相談所データでは“婚活開始から成婚まで平均1〜2年”という視点も。
焦らず、継続して動くことが鍵。

その他参考データ

まとめ

婚活に定年はありません。定年は意識によって決まります。
2025年10月11日に死去されたダイアンキートンの言葉を転載します。
“愛は決まりきったルールに限定されるものじゃない”
“私が60歳を過ぎてから学んだもっとも大切なことは、恐れないということ。私は全てを恐れ、怯えていた。その恐怖こそが人生最大の後悔のひとつ”
“何があっても人生を歩んでいかなければいけない。リスクを背負って、想像できないことにチャレンジして”

50代、婚活に必要な行動と思考

タイトルとURLをコピーしました