お見合いや婚活パーティーで、第一印象を決める最大の要素——それが「自己紹介」です。実は、心理学的にも最初の数十秒の印象は「その後の評価」に大きく影響し、会話の流れ・相手の好意度・マッチングの成功率にも直結します。しかし、実際には、「何を話せばいいかわからない」「なんとなく、成り行きで話している」という方が多く、短すぎたり、長すぎたり、あるいは、緊張して無表情になってしまい、結果的に、相手の興味を引けないケースや自己アピールが一方的になってしまう等、失敗に終わってしまうことがよくあります。この記事は、「印象の良い自己紹介術」を深掘りします。
1. 婚活で自己紹介が「超重要」な理由
自己紹介は、ご自分の印象に大きくかかわります。仕事でも婚活でも、訓練しておく価値があります。
■ 理由①:第一印象は上書きしづらい
第一印象は約0.5秒で形成され、その後に得た情報も初期印象に引きずられるといわれています。
もちろん第一印象は、まずは服装や表情などの外見支配されますが、自己紹介は、その内容と声のトーンで、外見印象とともに、第一印象を形成する重要な役割をします。(婚活はプロフィール写真で差がつく
■ 理由②:会話の方向性が決まる
自己紹介がきっかけで、相手があなたの“どの話題に興味をもったか”が見え、その後の会話の流れを大きく左右します。
■ 理由③:中高年婚活では「安心感」が評価される
特に40~60代の婚活では、背伸びよりも誠実さ・清潔感・安心感が重視されます。
自己紹介でそこが伝われば、相手は自然と心を開きやすくなります。
2. 悪い自己紹介の例、なぜ印象が悪くなるのか?
◆ 悪い例①:情報量が多すぎて散らかっている
「はじめまして。〇〇です。趣味は映画で、スポーツはゴルフで…あと、最近は登山も始めて…仕事は営業で社内のチームリーダーで・・・・・」
【問題点】情報が散乱して“相手がどこに興味を持てばいいかわからない”
長すぎると「結局どんな人?」が伝わらない
◆ 悪い例②:ネガティブ・自虐を含む
「婚活は苦手で・・・正直、うまくいかなくて・・・もうこの歳なので自信ないですけど…」
【問題点】相手はどう返せばいいか困る
ネガティブは強烈に印象が悪く、自分も魅力的に見えない
◆ 悪い例③:自慢話や自己アピールが強すぎる
「仕事では常にトップ成績でして、部下の教育も任されてまして…」
【問題点】自信は良いが、過度なアピールは圧迫感強い
相手が「褒めなきゃ?」と気を使う
◆ 悪い例④:相手への興味が感じられない
「趣味は野球観戦です。仕事はITです。以上」
【問題点】会話の糸口がなく、“壁”を感じさせる、
婚活では「話しやすさ」が最重要ポイント3
3. 印象が良い自己紹介の作り方(テンプレ付)
良い自己紹介の5要素
簡潔に(おおよそ)30秒以内
ポジティブ
相手が質問しやすい話題を入れる
笑顔 & 口角上げ & おだやかな声(活舌は良い方がいい)
相手に興味を持っている姿勢を示す
これだけで印象が大きく変わります。
4. 良い自己紹介の例(男女別)
良い例(男性)
「はじめまして、婚活太郎と申します。普段はメーカーで営業をしています。休みの日は、近所のカフェやパン屋をめぐるのが好きで、最近は健康のために軽いウォーキングも始めました。楽しい会話を大切にしていますので、どうぞよろしくお願いします。」
【ポイント】“仕事+生活+話題”がバランス良い
「ウォーキング」など相手が質問しやすい
誠実な印象
良い例(女性)
「はじめまして、婚活良子と申します。普段は事務職をしています。料理が大好きで、休日は作り置きをしたり新しいレシピに挑戦するのが楽しみです。お互いに自然に話せるような時間を作れたら嬉しいです。よろしくお願いします。」
【ポイント】前向きで柔らかい雰囲気
「料理」「新しいレシピ」は鉄板の会話テーマ
相手に安心感を与える構成
5. 自己紹介後の“リアクション”で好印象は倍になる
自己紹介そのものよりも重要なのが、相手の自己紹介を聞いた後のリアクションです。
◎ 好印象のリアクション例
「その趣味、どんなきっかけではじめたんですか?」
「私も興味あります!」
「それ、今日聞いてみたかったんです」
× 悪いリアクション例
「へぇ…」で終わる
質問なし
相手の話題をすぐ自分の話に切り替える
「自己紹介 → 共通点探し → 深い話へ」という流れをつくるのがコミュニケーションの鉄則です。
6. 中高年婚活での“自己紹介の注意点”
無理に若作りしない
・自然体の落ち着きが最も魅力的。
自己開示は“少しだけ”
初対面で深い話は避け、安心・共感をつくる程度に留めると好印象。
仕事の話は「簡潔」に
話題として重く、長くなりがちなポイントなので注意。役職や成果の話は控えめに。
健康・生活習慣の話はプラス効果
中高年の婚活は「生活を共にする想像」が重要なので、散歩・料理・家庭菜園など“穏やかな暮らし”を感じさせるテーマは好評。
(健康的な話題はOK、健康面に絡む病気・持病などはNG)
に7. まとめ:魅力は「伝わるように伝える」ことで生まれる
婚活における自己紹介で大切なのは、自分の魅力を分かりやすく、心地よく、自然体で伝えること。
そのためには
・ポジティブで簡潔
・相手が質問しやすい話題を含める(わかりやすいテーマ)
・雰囲気(表情・声)が大事
・自己紹介後のリアクションで印象が決まる
というポイントを意識するだけで、TPOから逸脱せず、第一印象は劇的に改善します。
婚活は“会話の相性”が他の年代よりも強く影響します。
ぜひ、今回の良い自己紹介の型をベースに、あなただけの“自然体で魅力が伝わる自己紹介”をつくってみてください。

40代で結婚した50代夫婦(もうすぐ60)。夫婦共通の趣味は、料理と酒。筋トレも少し。2人ともに友人に独身が多く、紹介したい気持ちはあるが、具体的には実現せず。友人たちに婚活をおすすめする気持ちでブログを作成することに。このブログを読んだ方が積極的に婚活し、パートナーが見つかったらウレシイです。愛知県在住。

