婚活に励む中年男性にとって、最大の敵は「年齢」ではありません。
それは、「自身が気づいていない言動のズレ」です。見た目を整えることも大切ですが、何より重要なのは「態度」「会話」「距離感」。この記事では、婚活現場で女性に嫌われがちな中年男性の行動ワースト10を挙げ、それをどう改善すれば好印象に変えられるかを考えます。
ワースト1.上から目線の態度
「以前は、疲れるほどモテた」「部下が●●人いて、たいへん。」「〇〇な女性はムリだね」
「オレは、○○だから~。」
これらは、すべて「おじさん的マウント」と認識され、極めて印象悪くなります。
女性は「尊重してくれる人」、「お互いが敬意をもって接する関係」を求めています。
婚活においては、男女の立ち位置はフラット(むしろ、女性優位かも)です。
会社におけるポジションは関係ありません。
会社生活で身についた言動がマイナスになることがあります。
上から目線を封じる心得
「相手を評価する場ではなく、理解する場」と意識をして、フラットな関係からはじめましょう。
「〇〇さんの考え方、イイと思います。」
「そうありたいですね。」
「ああ、おっしゃる通りですね。」など、
共感とリスペクトを示すことが大切です。
ワースト2.清潔感の欠如
清潔感が重視されるのは、当然に見た目が悪いこと加えて、「外見上の不具合を放置してしまう性格と生活習慣」が嫌悪されるからです。
つまり、「清潔感を軽視する性格や生活習慣をもった人」とジャッジされてしまう可能性があるのです。
加齢臭・口臭、黄ばんだシャツ・袖口や襟元の汚れ、無造作な髪・フケ、ヒゲの剃り残し
どれも女性が一瞬で「ナシ」と判断する要素です。
清潔感を身に着ける作法
清潔感はマナーです。
「若作り」は評価されることは稀で、清潔感を維持する行動は、「丁寧さ」あるいは「几帳面さ」と評価され、日常生活における細やかな配慮、規則正しい生活習慣ができる人と認識されます。
爪・眉・口臭ケア・ヒゲなどのメンテナンスは絶対条件。
アイロンの効いたシャツ、磨いた靴も重要。
☞これは外見重視でがなく、第一印象の管理です。第一印象が悪ければ、中身(性格や優しさ)を知ってもらうチャンスすらなくなります。
ワースト3.「お金があること」をチラるかせる
「俺は安定している」「退職金もある」「クルマは○○!」
そんな話題は、相手にお金で釣ろうとしている印象として伝わります。
お金の自慢は相手を見下す行為と心得
経済力はアピールするものではなく、自然ににじむもの。
見せびらかすより、「堅実に暮らしている安心感」を伝えるべき。
お金はあった方がイイ、でも「誇示」する行為は、人の器を下げる行為です。
経済力は、上には上がいます。相手はもっとお金持ちかもしれません。
ワースト4.愚痴・過去の失敗談を語る
「前の彼女が」「元妻が」「職場がつらくて」──。
こうしたネガティブな話題は、相手は「私にどうしてほしいの?」という戸惑い
「最初から、こんなに暗いなら・・・」自己肯定感が低すぎると認識されかねません。
「不幸が、うつりそうで怖い」と思われたら、進展はありません。
愚痴や過去の不遇、失敗は親密なってから
プライベートの過去や、失敗談は自己開示として親密化に寄与する場合もありますが、いきなり聞かされても、ただ迷惑なだけ。
過去の話をするなら、「あの経験から学んだこと」を添え、ポジティブに「既に再出発している」印象が大切。
ワースト5.服装センスのアップデート不足
20年前のジャケット、クセの強いカジュアルアイテムを婚活に持ち込むのはアウト。
(スーツやジャケットは、「流行りすたり」があり、極端に古いものは一見でバレます。)
「お父さんっぽい」「常識がない」のほか、「マナーが悪い」と認識されることもあります。
靴や靴下の色は要注意。カジュアルすぎる時計も悪い意味で必ず目をひきます。
いい大人なのに「奇抜すぎ」、「若作りし過ぎ」は、イタい印象に直結します。
心得 : 大人のたたずまいが感じられるシンプルな服装がベスト
・ファッション誌よりも、同年代で「小ぎれい」にまとめている人の着こなしを参考しましょう。
・「似合わない流行モノ」も要注意です。
☞例:細身のスーツが流行っていても、太目の体型では、不細工な印象を強調してしまいます。
・婚活では「TPOをわきまえたシンプルさ」が無難で、最強となります。
ワースト6.「自分語り」に没入する
会話の主導権を握りたくて、仕事・趣味や武勇伝を延々と語る・・・。
これもマナー違反で、女性は「この人、私の話を聞く気がない」と感じます。
第一、初対面で一つのテーマで深堀されると、興味をもって聞いてくれる人はいません。
心得:相手7割を意識
「聞き上手」こそコミュニケーションのカギです。
会話はキャッチボールであって、独演会ではありません。
「おもしろいですね」
「あぁ、そうなんですね」
「ボクもそう思いますよ。」
「えぇ?どうして?」
「なるほどなぁ」
「うん、ウン」(うなずき)
などで、相手にしゃべってもらえば、そのうち、相手から質問が来ます。
それには、丁寧に回答を返しましょう。
相手に「この人は話を聞いてくれた」と思われることを意識します。
ワースト7.すぐに結婚話を持ち出す
初対面で「結婚後は専業主婦がいい」「〇〇な家庭」「子どもは…」など。家族になることを想起させるセリフは、
女性はおもいっきり、引きます。
こうした話題は、「僕のこと、どう思います?」といきなり質問しているようなモノです。
お互いが婚活中であり、「いいパートナーを探している最中」です。
お互いの立場を尊重すべきです。
心得:婚活面会の初期段階は、お互いの価値観をやんわり確認する機会
お互いが会話を通じて「この人と過ごす時間が心地いい」のか否かを、一定時間かけて確認します。
初期段階は、交際ははじまってっていません。交際するか、否かを検討する入口です。
急ぎすぎは、いい結果を生みません。焦らず。ゆっくり相手をみつめ、ゆっくり相手から見てもらう気概で。
ワースト8.年齢差を意識しすぎる、こだわりすぎる
「俺みたいなおじさんとじゃ、つまらないよね」と卑屈になったり、
逆に「若い子と結婚したい」と高望みしたり。いすれも印象は良くありません。
面会することを決めたら、お互い対等です。
また、共に婚活に取り組む同志でもあることを配慮することも大切です。
心得:尊大にならず、卑下もせず。
年齢差を壁にせず、自分の過去は変えられませんから、経験としてフラットに。
落ち着きや余裕こそが中年男性の等身大の魅力のハズです。
ワースト9.LINEが重い・しつこい
「今日は何してた?」「どうして返信くれないの?」「ずっと待ってた」
こららの一言は、相手を困らせるだけです。そもそも、まだ、そのようなセリフを言える関係になっていません。
せっかくの好印象も崩れます。
心得:メッセージ軽く!
婚活中のLINEは「短く・明るく・わかりやすく」
返信がなくても「無理せずね」の一言で余裕を見せましょう。
ワースト10.「どうせ自分なんて」と諦めモード
自信がなさは卑屈と映り、婚活では損をします。
また、妙な嫌味を言われているように感じる方もいます。
人は誰でも「明るく前向き」に惹かれます。
心得:何のための婚活か、ブレないこと
年齢は大前提として変わることはありません。相手は認識済みです。
だからこそ、「今後に向けた姿勢」が注目されます。
「これからの人生を一緒に楽しめる人」を探す気持ちで挑むべきです。
相手だって同じです。
まとめ
これらのNG行動から学ぶべき、目指すべき行動は、
・スムーズなコミュニケーション
・コミュニケーションを促進するための言動、周囲への配慮
・コミュニケーション環境を維持・促進するためのマナー順守とTPO対応
この3点に集約され、一言にするなら、「コミュ力がある行動」に尽きるといえるでしょう。
婚活で上手く話したい50代へ

40代で結婚した50代夫婦(もうすぐ60)。夫婦共通の趣味は、料理と酒。筋トレも少し。2人ともに友人に独身が多く、紹介したい気持ちはあるが、具体的には実現せず。友人たちに婚活をおすすめする気持ちでブログを作成することに。このブログを読んだ方が積極的に婚活し、パートナーが見つかったらウレシイです。愛知県在住。

