還暦の同窓会で考える、人生後半の生き方、責任と自由、孤独と仲間

今年は、60歳になるので、同窓会が複数開催される。
筆者は故郷から離れて生活しているので、小学校、中学校、高校それぞれ開催されるが、全部出席することは難しい。
今回、中学校の同窓会に出席した。
卒業後、初めての開催で、45年ぶりに会う。
皆、懐かしさと年齢を忘れた無邪気な楽しさに溢れ、「後厄の来年もやろう!」と盛況だった。
この記事は、240名の同窓生の45年間に起きた出来事と私の雑感を、記載します。

中学校卒業後、はじめて同窓会

中学校は、中国地方の田舎町、市立中学校、卒業時の人数は240名。
参加対象者を同窓生すべてとした大規模な同窓会は、初めて。

240名の連絡網など存在しないので、5人の幹事が企画し、3カ月間の口コミ連絡で出欠を取り、開催に至る。

5人の幹事の心意気と行動力に敬服。

結果的に、参加者は90名。参加率は40%を下まわったが、それでも県外(私も)からの参加もあり、よく集まったものだ。

口コミ連絡による出欠確認なので、そもそも連絡先が分からない人もかなりいたようだ。
連絡をくれる同級生がいたことに感謝。

もっと若いころの開催なら、こんなに集まらないだろう。
30代、40代なら、もっと仕事が忙しいが、60歳の厄除け、還暦記念の同窓会なので、これだけ集まったのだろう。

中学校卒業後、60歳までに同級生に起きた事

45年も経過したので、240人もいれば、いろんな事が起きている。

病死もあれば、自殺(と言われている)もあった。
失踪もある。(朝鮮半島に渡ったと言われている)
自己破産
夜逃げ(死亡交通事故の加害者となって、その後、故郷では暮らせなくなったと聞く)

もう少し若ければ、「〇〇君が結婚した」「離婚したらしい」などの話もあったろうが、
60歳を目前とした今、色恋は話は以前よりも減った。

それでも、それぞれの属性を話すとき、「既婚・未婚・独身」の区別はされる。
その区別は、職業よりもハッキリ認識されるように感じた。
(30代・40代なら、もっと職業が注目されたと思うが、サラリーマンなら年収はピークを越え、定年が見えていることもあり、職業や社会的なポジションの話題は少ないことは印象に残った。)

90人の宴会を見渡すと、未婚者が集まるグループが散見された。
話題や価値観がそうさせるのかもしれない。

参加者は総じて、楽しく語り合っていましたが、それでも温度差も感じられました。

その温度差は、60歳になろうとしている今の環境の違いから来ているような気がします。
そして、「環境の違い」は、パートナーの有無が大きいのでないかと。

還暦の今を楽しんでいる人、どこか寂しそうな人

同じ年の旧友を見渡すと、45年前の面影がある人、まったくない人、いろいろで面白い。
「歳の取り方」外見を見ているだけで、それなりに楽しめるのだが、個々の表情には差がある。
根っから楽しんでいる人、それを見て(聞いて)楽しんでい人、ちょっと距離を置いている人。
上記の「環境の違い」と推測したパートナーの有無を主軸に、これらの人をグループ化してみた。

還暦の今を楽しんでいる人

ここには、2つのグループがある。

比較的早めに結婚し、既に子供が独立(孫がいる人も)

子供が独立済みで、親の責任の多くを既に果して、パートナーも健在で仲良しなら、本当に気楽だろう。

今、独身。独身であることに満足し、自由を楽しんでいる人たち

ここには、離婚経験者も含まれる。
パートナー不在を自ら選び(または結果的に選んだ)、今後もパートナーを得るつもりはない。
親としての責任はなく、パートナーに対する責任や配慮も不要なだけに自由を謳歌できる、その生き方を自認している。

寂しそうな人たち

楽しそうな上記の人たちを、やや冷めて眺めている人たちのグループがある。
いや、「冷めている」のではなく、羨ましいのかもしれない。
どこか、寂しそうにも見える。
このグループには、未婚の独身者が多く、「独身であることに満足し、自由を楽しんでいる人たち」と異なり、
「男性だけ」または「女性だけ」のグループになる傾向があるようだ。
勝手な私見であるが、パートナーがいないまま60歳になる今を望んでいたのでなく、現状にも満足していないのではないか。

聞くところによると、参加しなかった人たちの方が独身比率は高いようで、独身であることに不満を持っている人たちは、
同窓会などの企画を避ける傾向もあるようだ。

還暦で見えてくること

60歳になると、中高年を超えて、現実に老人の入口に立っていることに気づかされる。
人生の後半に本格的に突入し、諦めざるを得ないことも出てくる。
また、これまで考えなかった近い未来の不安も考えざるを得ない年齢でもある。

たとえば、
・退職後に実感する「多くの自由時間」
・健康不安、病気や入院、災害時の孤独
・親を一人で看取る状況

「寂しそうに見える同級生」の人たちは、実際にこうした不安が身近になってくると、どう対処するんだろうか?

筆者は、アラフォー入口で結婚し、40歳で子供が生まれた。
結婚したことで、自分が前向きになったことを実感した。
自由だった独身時代よりも、妻と子供に対する責任が、生きがいになっているような気がした。

筆者の兄は、50歳で結婚した。
兄は結婚後、目に見えて、明るくなった。
還暦を過ぎて、夫婦仲良く、まずます元気だ。

還暦同窓会で、感じた事は
結婚する気があるのなら、中高年になっても、少しでも若いうちに本気で婚活した方が良い。

中高年の婚活は、「恋愛」よりも「話し相手」「何気ない日常共有」「運命共同体(災害・病気)」の観点で、「一緒に生活できる人」を探す行動、と考えるべき、なんだろう。

これは、もちろん、すべての人には、当てはまらない。独身でいることを謳歌できる人もいるのだから。

あくまで、「結婚する気があるのなら」である。

 

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